【導入事例 Vol.1】
見学コースに導入し、自社の環境事業をアピール。モニターやスクリーンの無い場所での投影がより効果的なPRに。
株式会社リコー
環境・エネルギー事業センター
事業推進室 イノベーション推進グループ
森山 尚子/鎌野
岳/桜井 峰雄/梶田 歩美
ロボットの動きをぜひ見てほしいと思っていた
―― RICOH Image Pointerを導入した背景と従来の課題を教えてください
森山ここリコー環境事業開発センターは、脱炭素社会、循環型社会実現のために2016年から環境・エネルギー事業の開発拠点としてさまざまな取り組みを行っている場所です。再生可能エネルギーを自家発電して施設内で活用したり、全国から回収してきた複写機/複合機をリユース・リサイクルしたり、また地元・御殿場市との連携によりマイクロ水力発電の実験などをしています。環境・エネルギー事業は社会的に関心が集まるなか、多くの企業様や地域の方々に見学いただき、SDGsやESGを意識した企業の経営層、自治体の首長などが視察に訪れることも増えています。
桜井全国から回収した複合機をリユース・リサイクルしているエリア(リユース・リサイクルセンター)が見学コースに含まれていますが、 作業の都合上、魅せ場の1つである自動搬送ロボットや自動清掃ロボットが稼働していないことがあり、そんな時のためにロボットが動いている映像をご覧いただく用のPCとディスプレイまたはプロジェクターの設置を検討していました。 そんな折、たまたまリコーグループのポータルサイトでRICOH Image Pointerを見まして。PCの代わりにスマホがあればよく、しかも本体がコンパクトでスクリーンがなくても映せるということがわかり、まずは1台入手して試してみようとなりました。
森山価格が手頃だったので稟議書はスムーズに通りましたね。
現場との調整が不要で、すぐに導入が決定
―― RICOH Image Pointerが届いてから採用されるまでの過程をおしえてください
森山ディスプレイやプロジェクターと異なり、設置場所の検討やそれに伴う現場への許可申請が必要なかったので、本格的な採用に至るまであっという間でした。
桜井実は、コロナ禍でリモート見学を始めるとき、プロに依頼して動画コンテンツを制作したんです。その動画をスマートフォンに保存してImage Pointerと接続し、すぐに映せました。3月末に届いて4月から導入というスピード感で進められたのは非常に良かったですね。なにせ、早く見学コースに組み込みたかったので。
モニターもスクリーンも不要。何もない場所での投影がお客さまの興味を引いた
―― 実際、見学コースではどのように活用されているのでしょうか
梶田コースをある程度回り、リユース・リサイクルセンターに移動したあたりで、現場の説明をしながら手元ではRICOH Image Pointerをオン。そして、自動搬送ロボットの近くまで行き、スクリーンの代わりになる「柱」に投影します。すると、ディスプレイやプロジェクターがない場所で突然動画が投影されるので、見学のお客さまは「なに?どうなっているの?」と驚かれます。RICOH Image Pointerを通じてお客さまとの距離がグッと近くなり、見てもらいたいポイントをわかりやすくお伝えできるようになりました。
鎌野説明のためのアイテムですが、リコーの自社製品ですので、私はつい見学に来られたお客さまにおすすめしてしまいますね(笑)。
梶田従来は、ロボットが稼働していないとお客さまにお見せできずに申し訳ないという気持ちがありましたが、そういった課題が解消されましたね。パフォーマンスとしても興味をひいてちょうどいい。また、自動清掃ロボットの方は危険防止用のために囲っているアクリル板を外して動画を細部まで撮影したため、実際にご覧いただくよりもよく見えるんですよ(笑)。
ケーブルレス、マニュアルレスでスマートに操作できる
―― 使い勝手はいかがですか?どういう点が魅力でしょうか?
梶田スマートフォンなどの端末とWi-Fi機能で接続するだけなので、手軽に使えるのはいいですよね。また、プロジェクターと違って準備がいらないし、誰かの手を煩わすことなく1人で投影できます。
桜井配線がいらないというのはスマートですよね!
森山見学コースではさまざまな機器を使用するのですが、それらには接続マニュアルや機器の立ち上げマニュアルなどをつくっています。けれども、RICOH Image Pointerの立ち上げマニュアルはありません。最初の接続時にパスワードさえ入れてしまえば、あとはスマートフォンでミラーリングして動画を再生するだけですから、とても簡単です。
梶田まったく知らない機器だと使い方を覚えないといけませんが、スマートフォン操作はすでに慣れていますからラクです。
鎌野そう言えば、いままで充電切れしたことはありませんでしたね。
梶田本体をオンにしてからオフにするまでの時間がせいぜい30分くらいなので、ちゃんと充電しておけば、途中で使えなくなるということは今までありませんでした。
桜井あとは、現場のレイアウトが変更になったとしても、投影場所を変えればいいだけですから便利ですね。手のひらサイズで持ち歩きできるため、いろいろな場所で試してみて見学コースも変更できます。今後は、リコーの環境・エネルギー事業に対する考え方を披露しているシアターでも活用できないかと検討しているところです。
プロフィール
※ 掲載情報は2022年12月時点のものです。